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Basic 004 ネジの締め方の基本

   

道具はほどほどにしっかりしたものを使う。
100均などで売っているドライバーでは細かいサイズが合わない事があるので、最低でも数千円の細かいサイズバリエーションがあるものを使うとネジを痛めずに済む。
また、NFJの製品には六角やトルクスなど特殊な形状が使われているので、ケースを開ける時に対応したレンチが必要だ。

まずは基本的な締め方から。
スピーカーなどは買ってから増し締めが必要だ。樹脂等が塗ってありネジロックされている場合はむやみに行わないほうが良い。
締め方の基本は、対角線に締める。
時計回り数字を振った場合、4本を締める場合は
1324
6本の場合
142536
8本の場合は
15372648
が一般的である。
この方法はクルマのホイールや打楽器の締め方の基本と同じだ。
全体を軽く締めて、そのあとしっかり締める。
数回に分けると歪みが少なくなる。
強く締めすぎると逆に歪みが増えたり、ネジそのものが破壊してしまうので、適切な強さ(トルク)を心掛けよう。
ネジの太さとトルクは比例の関係なので、細いネジにはあまり力を掛け過ぎないように。
最後の締め付けは一定のトルクである事が重要である。
トルクの管理に自信がない場合はトルクレンチもお勧めだ。

緩め方は特に対角線を意識しなくて良いが、まず開けるネジをどこからにするかで、開けやすさが変わってくる。メーカーによるクセや、ネジの脇にあるマークなどで、慣れてくると効率良く開けられるようになる。

緩め方のコツのもうひとつは、外したネジの置き方だ。
筆者は、同じ種類のネジだけの場合はまとめて、複数の種類がある場合は、付いていた位置関係に近い形になるように置くようにしている。

再度組み立てる際の締め方は、一度逆回転をさせてネジ山の合うポイントを探してから締めるか、手で探りながら数回転させるかの方法がある。ネジの大きさや場所によって使い分けてほしい。

一度に締め込まず、複数回に分けて対角線に締めて行く事で、パネルやボディの歪みが一カ所に集中しない為、特にスピーカー等では音質面でも効果的であるので、参考にしてほしい。

 

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谷原 寿栄

谷原 寿栄

1968年生まれ 音楽業界で30年 ミックス/マスタリングエンジニア オーディオ製品開発のアドバイザー 趣味はオーディオとクルマ
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